僕に残された時間は、あと僅か





「じゃぁ、お疲れ様でした〜!」

「お疲れ〜」

「黒ぽん、お疲れ〜」



今日は急いで帰らないといけない理由があるんだ

今日は自分の誕生日

バレンタインに告白されて、付き合い出した彼女が言い出した一言





「やっぱり、そういうお祝いは一緒にお祝いしたい!」





そんな可愛い事を言う彼女は、今、俺の部屋で待っている…らしい…







…って、今の時刻はPM11:30…

このスタジオから、タクシーを拾って帰るにしても、ギリギリ今日のうちに着けるかどうか…って所



あぁあ〜、今日はもうちょっと早く帰れる予定だったのにな…

なんて、心の中で呟いたところで時間が戻るわけでもなく…



タクシーを何とか捕まえて、自宅へと向う





…って、こんな時間に渋滞かよ!?





「あぁ〜、どうやら事故があったみたいですねぇ〜…」

なんて、呑気に答える運転手さん

「…そうですか…」





なんて、呑気に答えてる場合じゃないんだよ!

あぁ〜、残す時間はあと僅か…

神様ぁ〜…とこんな時ばかり神頼みしちゃあバチもあたるかな?







でも、今日だけは、この日だけは彼女の顔を見て、彼女から『おめでとう』って言われたいんだ







俺の切羽詰った状況が伝わったのか、何も言っていないのに運転手さんが気を利かせて裏道を通って何とかギリギリの時間に家に着いた



…って、11:58だったんだけども…



それでも、この日、彼女に逢う事が出来ただけでも、良かったんだろうな



待ちくたびれて眠る彼女の顔を見て

「待っていてくれてありがとう」って言えたんだから





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も一つ更新です♪
えぇ、黒ぽんおめでとう〜なんですが…
とっくにお誕生日は終わっている…って事で…
最後、無理やり持ってきた感も否めないですが…
いつまでも、黒ぽんでいてください(笑)



モドル